Qの箱庭

ショートストーリー仕立ての毎日

カラフルストーリー(「短歌の目」第9回)

おひさしぶりですきゅーいんがむと申します。

前回はちょっとおやすみしてしまいましたが今月はまた参加します。

よろしくお願いいたします。

 

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1. シチュー

その甘さ恋しくなって蓋をする シチューの香りは君に似ている


2. 声

「もーいーかい?」「まーだだよ」って、もういいかい? 「もーいーよ」って声返らない


3. 羽

親元を巣立ち上京したところからの新連載第一羽


4. 信

信じたら GOのサインでまっしぐら 機械の示す緑の道へ


5. カニ歩き

カニ歩き 世界一周してみても 地球の半円まだ謎のまま


6. 蘭

人知らぬ山奥のその奥の園 誰が植えたか紫蘭が咲いた


7. とり肌

踊りましょう 手とり足とり肌をとり もつれておちて 桃色の国


8. 霜

恋をして焦がれて追って幾星霜 空の向こうに貴方は今も


9. 末

学期末テストは散々だったけど週末は外晴れるといいな


10.【枕詞】ひさかたの

ひさかたの雨の雫は窓伝いぼやけて映るあの日の景色

 

 

 

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今回は”物語のワンシーン”みたいなのをちょっとだけ意識してみました。

もしお気に入りのシーンが見つかれば、また引用スター等いただけると嬉しいです。いつもありがとうございます。

おでんセール(「短歌の目」第7回)

今回も締切ギリギリに失礼しますきゅーいんがむと申します。よろしくお願いします。

 

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1.一錠
「朝二錠」ラスト一錠、瓶の底 イチジョウタリナイおばけ生まれる


2.おい
きょうこそははずかしがらずいいえがおいつもどおりのきみにおはよう


3.ウーパールーパー
本当の名前はメキシコサラマンダー。ウーパールーパーよりカッコイイ。


4.マッチ
火がついたように筋トレしまくって気づけば僕ももう細マッチョ


5.葉
”後葉に流へむと欲ふ”この歌も、誰かの中に残るといいな


6.月
「綺麗だね」「何が?」「月かな」「なんだ、月」「いやそうじゃなくて」「じゃなければ、何?」


7.転
最新の転ばぬ先にある杖はオートセンサー付きで安心


8.舌
筆舌に尽くせぬ景色だらけでも、この筆をまだ折りたくはない


9.飽き
秋が来る 冬の寒さと夏の陽に飽き飽きしたら また秋が来る


10.【枕詞】うつせみの
うつせみの命を賭けたミュージカル「人生」演じる主役は私

 

 

 

 

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最近あちこちで70円セールをやるのでおでんばかり食べているのですが

おでんとか、鍋とか、そういうごった煮みたいなものが好きです。

飽きっぽい性格なので具材が色々あって色々な味が楽しめるのが好きで、

自分の文章や短歌もそういうのを大事にしています。

 

そんなわけで、当たり外れの具材はあると思いますが

ひとつでも気に入った歌が見つかれば嬉しいです。

 

はじける水の力!(言葉遊びの回)

人生は基本的に出会いであると思うし、そうであるはずなのだけれど、出会うためには色々と(指向とか、嗜好とか、思考とか、試行のタイミングだとか。日本語はおもしろい)相手と適合しなくてはならず、日常生活は既に出会ったもので構成されているからさして心配はいらないけれど、新しい日常にするためにはやはり新しい出会いが必要で、けれども条件が足りなくて、変えられなかったり、出会えなかったり。その繰り返しでつくられたものが日常であったり。する。

というのはわたしの日常生活では本来思考しなくていいことなのだけれど、わたしは常に非日常に憧れを抱いているので、どうにも試行を止めることができない。

 


性質的には安定を好むわたしがどうしてこうも性格的に非日常を求めるのか、をたびたび考える。
それはずっと「憧れ」という言葉で解決していたのだけど、どうにも最近の生き急ぐ傾向、身を削って突撃していく傾向はそれだけでは説明できない気がして改めて考える。焦っている、のかな、と思う。

 

わたしが自覚している自分の特徴のひとつに、「他者のよいところが人より(たぶん、少なくとも自分の周りの人間よりは)鮮明に見える」というのがあって、それは小学校時代友達ができずひたすら周囲を観察していたときに慎重(身長、と打とうとして出たけどどっちも間違ってない)と共によく伸びた能力なんだけど、巡り巡ってそれが短所になっているタイミングなのかな、と思う。

 

周囲のすべてが自分より長所がいっぱいあるすごい人に見える。だから自信が喪失する。喪失しすぎて自身を喪失しそうで、焦る。自分がなんだかわからなくなる。だから何かを残したくて、自分自身をどこかに残したくて、突撃して、壁に激突する。何一つとっても覚えるのに時間がかかるわたしにとって、はじめてのことをはじめるのはかなりの負担になる。わかっているけど止められない。走りすぎて息が切れているのに、止まると息が止まりそうなんだ。何を言っているのかわからねーと思うが、俺にもわからねえ(テンプレ)。

 


もっと楽しい日常と出会いたくて就活するのに、焦りが呼んだ多忙からくる疲労で楽しくなくなっちゃって。何のために学生時代に就活しなかったのかわかんないや。楽しくないからやめたんだった。そうだった。当時は何も自分自身が楽しいと思える道が見つからなかったから。出会えなかったから。
でも今は。ちょっとだけ見つかったんだよ。学生してるよりも仕事している方が人間ってよく見えるんだ。自分も他人も。いいところもわるいところも。
だから理由を忘れないこと。QとAを忘れないこと。ガムのように噛み続けて生きていくこと。そのためにつけたきゅーいんがむって名前を、持ったまま忘れてく。忘れていいことばっかり覚えてる。要領わるい。まあそんなもんか、とも思う。

 


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喪失したエネルギーを補うためには美味しいものかな、と思ったのでちょっと奮発して出前をとった。口座に臨時収入が入っていたので取りに行く途中、ふと思い浮かんで口ずさんだメロディーがワールドアウトサイドだったので聴いた。歌詞が刺さって声が震えた。でも水の中にいるような心地よさもそこにはあった。

 

 

せっかく出前を取ったのに、思いのほか美味しくなくてただボリュームだけがあった。同居人のあいるさんと美味しくないって言い合いながらぜんぶ食べた。お腹が膨れて、一緒に飲んだ貰いもののお茶をがぶがぶ飲んでたら体内があんかけ焼きそばとトクホのお茶だけになって、余計な思考が全部流れた。脂肪だけでなく思考まで分解するトクホはすごい。曲といいお茶といい、はじける水の力!って感じだ(どんなニチアサのテンションなのかわからないし、ここでまさかのタイトル)。

夏は水色(「短歌の目」第6回)

こんばんは。夏ですね。今月もよろしくお願いします。

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1.ジャワ

ジャワジャワと鳴る蝉時雨降り注ぐ 空は快晴青天井だ

 

2.くきやか

君と来た道を一人で帰るとき 世界はいつもくきやかになる

 

3.蝉

蝉は鳴く ”7日限りのデスゲーム” それが人間なら僕も泣く

 

4.冥

遠すぎて近づけもしなかったけど去り行く君にただ冥福を

 

5.まつり

川の向こう まつりばやしの声を聞く 年に一度の恋い声を聴く

 

6.日焼け

日焼け止め・グラサン・水着 持ったけど 外出たくない 一歩も出ない

 

7.くちづけ

燃え上がる夏であるほど愛しくて 熱いくちづけ とろけるバニラ

 

8.風鈴

風吹いた?鳴る風鈴を見てみれば 白い毛玉がじゃれついている

 

9.菊

0と100 その中間の 空っぽの 穴の裏にも 菊、咲き誇る*1

 

10.【怪談短歌】

愛飢え男 かきくけこ刺し すせそた血 つてと何?ぬね のはひふへへへ

 

 

 

 


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空の色も、みずみずしさも、涙の色も、遠い思いも

純粋さも、プールの色も、蒸す空気も、風の爽やかさも、

空っぽの先に見えるものも、薄さも淡さも儚さも、すべて。

 

わたしに見える夏は水色。

どこまでも日常の中に染み渡る、まるで水のような色。水色。

 

フローズンラテ

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フローズンラテ ダブルベリーヨーグルト味/マチカフェ MACHI café│ローソン

 

帰り道、ローソンでフローズンラテというものを買った。冷凍されているソースにホットミルクを注いで溶かして飲むらしい。

会計後、ホットミルクを入れて軽くかき混ぜたものを渡された。持ったところがまだ熱を持っていて熱い。が、すぐに冷えていった。

 

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主にDDRのために街に出かけていた。いつも通っているゲーセンはDDR筐体が2台から1台に減っており、既に何人か順番待ちをしていた。(けっこう過疎ってるゲームだし平日なので、混んでいるのは珍しい)

順番が来て、手始めに難易度は低めの、いつもプレイしている曲を選ぶ。上手く体が動かない。いつも以上に。

終わると順番を待つ。DDRの順番待ちは意外に楽しい。シングルモードにダブルモード、色々な難易度、たくさんの種類の曲、バー持つひと持たないひと、パネルの踏み方や動き、と遊び方が多様なのでプレイヤーひとりひとりのスタイル違って、それぞれを後ろから見るだけでけっこう楽しいのだ。

一緒に順番待ちをしていた人の中で、一人だけめちゃくちゃ上手い人がいた。

体の軸がぶれず、少しの動きだけで多くの矢印を捌いている。ミスをしない上にほぼ完璧なタイミングで踏んでいく。その洗練された姿は、美しい、と思った。

同時にめちゃくちゃ悔しかった。わたしにはない。体幹も、実力も、これだけの実力をつけるために通うお金も体力も、ついでに精神的な軸もない。

 

 

忙しい忙しいと言っていて、(実際忙しかったのだけれど、)何もできない6月だった。PCに触れる機会が減って、ブログの更新もほぼ止まった。書きたいことが浮かんでは消え、何も書けなくなった。フローズンラテに注がれたホットミルクのように、あったはずの熱はすぐに溶けてしまい、ただの冷たいソースみたいな日々を過ごしていた。なんか中途半端に凍っていたものが溶けたせいで、まだ氷のかたまりが残っていて、太いストローでも詰まってひどく飲みにくい。うまくいかない。

 

それでも、月末に周囲の人間が色々動き始めたせいで、わたしもようやく焦り始めて、行動し始めて、心が揺さぶられる出来事がいっぱい起こった。何も変わらない日々は終わり、これまでと別の意味で忙しくなってきた。

 

 

最近、変わりたいと思うことが増えた。悔しいと思うことが増えた。

それは、やっと少しずつ自分の心の問題みたいなものがどうにかなってきて、前を見られるようになった証拠なんだと思う。

怪我するかもしれなくても少しずつ進んでみたい。「ビオレタ」の妙子のように

 

 

 

フローズンラテ、めちゃくちゃ飲みづらくて正直買ったのちょっと後悔してたけど、

底の方にたまっていたミルクとソースは甘くて美味しかった。後悔してたのをちょっとだけ後悔した。

 

途中ちょっとつらくなったとしても、変わりたいとか悔しいとかって熱を持ったまま

底の方まで進んでいければ、最後ちょっとうれしいことが起こるのかもしれない。

そんな甘い願いを信じて進もう。今はそんな気分。

みそひともじのいっぽ(「短歌の目」第5回)

こんにちはこんばんはきゅーいんがむです。

 

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毎度閲覧、引用スター、感想ありがとうございます。
短歌の目、今月も参加します。
もしお気に入りが見つかればまた引用スターなどいただけるとめちゃ喜びます。よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 



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1.手帳
テストでは見たくないあの○と× 手帳に書くと何故か楽しい


2.花火
花火ドォーン 大会にドドォーン 来たけれど ドンドン音に 声消されドドン


3.虫
カブト虫グミならばまだ許せるが 幼虫グミよ てめーはダメだ*1


4.白
白雪は頬の温度で溶けたあと 忘れられない春へと変わる*2


5.アイス
コーヒーのアイスを頼んだ筈なのに 何故か出てきたアイスを食べる


6.プール
この俺は プールサイドじゃ収まらない 俺はセンター お前はレフト


7.すず
七草のすずなすずしろ言えなくて五草になってた鈴木元気か?


8.アンタレス
赤星にさそり怪獣アンタレス思い浮かべるウルトラの夏*3


9. 雷
ゴロゴロと雷鳴部屋に木霊する まだ二時間目の途中なのに


10.【枕詞】ぬばたまの
ぬばたまの闇に消え行くその影に 手を伸ばしかけ じつと堪える


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 (以下余談)




たとえば、手帳というお題があったときに

これまでのわたしは

手帳とはこういうものだろう、というイメージから文を書いていた。


でも最近は、
頭の中に「手帳」という言葉を開いて、それを使うタイミング、使い方、使っているひと。

そういう風景を想像して文を書くようになった。


短歌を詠みはじめてから、
ちょっとだけ「言葉」の奥に踏み込めるようになった。
だからちょっとだけ、自分の視野が広がった気がする。
見えていたはずなのに見えていなかったものに、短歌を通して出会えている気がする。


……というのが、短歌と「短歌の目」に出会って半年、
今わたしに起こっている嬉しい出来事です。

 

小さくて大事な一歩。「想像力の扉」の、その奥への一歩。

 

 

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*1:わくわくずかんグミ カブトムシ編 かばや - 食感命

(件のグミについて詳しく載っていたのでリンクさせていただきました)

*2:57577の鍵握りしめ想像力の扉を開く( #短歌の目 参加してみました) - Qの箱庭

にて詠んだ"何もかも白紙に戻してしまいたい 願う私の頬に白雪"のつづき。

*3:ウルトラマンレオの登場怪獣 - Wikipedia 

病気がちのわたしが健やかに生きるための棺桶 ―「ビオレタ」読書感想文

こんにちはこんばんはきゅーいんがむです。


第4回ポプラ社小説新人賞受賞作でもある寺地はるなさんの「ビオレタ」を読んだので、個人的な感想+自分語りをしようと思います。
(書いていたら割と既読の方向けの文章になってしまったので、未読でネタバレが嫌だという方は読まないことを推奨します)

ビオレタ (一般書)

ビオレタ (一般書)

 

登場人物やあらすじ等はこちらの特設ページにあります↓

ビオレタ:寺地はるな|ポプラ社

 

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主人公の妙は27歳(作中で誕生日がきて28歳)。
わたしは彼女と同じくらいの年なので(ちょっとだけ年下だけど)、「ゆとり世代」と言われてきた背景等は何となくわかるし、同じ年くらいの普通の両親や結婚を意識している5歳年上の姉がいたりして、主人公の境遇は何となく共感できる部分が多い。

でも、わたしは彼女と違って何でもネガティブに捉えたり自分を卑下したりはしないので、最初のわたしの心情はどちらかといえば菫さん寄りで、心配性な妙のことを”「熱意は買うがうるさい」””「壊れても爆発するわけじゃないし」”と思っていた。


でも、読み進めていき、妙の視点で登場人物たちを見、聞き、観察していくうちに、気がつけばわたしは妙になっていた。
そうなのか、そうかもなあ、と千歳さんの話を聞いたり、
家族に振り回されたり、菫さんや周囲の人々の「空気」に嫉妬したり、さびしくなったり。

そうしているうちに、ああ、わたしと妙は「別人」なんかじゃないよなあ、と思う。


わたしもいろんな言葉を溜め込んでしまう。
言った方がいいのかも、って思っても、相手のためや、あるいは自分が傷つかないために言わないで放置して忘れてしまう。
でもそれはやっぱりあとで棘になる。痛みになる。


”「痛くないって思いこもうとしたって、やけどはやけどだよ」”

”「ちゃんと手当てをしないといつまでも痛いんだよ」”


という千歳さんの台詞は、わたしにも突き刺さる。

 




この本の帯には「圧倒的な健やかさ」という言葉がついている。
この本を読んで、この言葉にわたしはとても納得した。
「健やか」というのは、怪我をしないことではない。
「健やか」というのは、怪我をしても平気な振りをすることではない。
「健やか」というのは、怪我をしながら進んでいくことだと思った。
怪我をするかもしれなくても、言葉を飲み込まずに、恐れずにすすむ。もし怪我をしたら、手当てをする。


手当てというのは、一人ではむずかしい。
怪我した部分は見るだけでも痛いし、手を怪我したりなんかしたら自分で包帯を巻くことも出来ない。
だから、誰かの手が必要になる。
身近な人を頼れないような時もあって、それでも誰かの手が必要な時がある。「棺桶」が、必要な時がある。


わたしは以前ストレスでお腹を壊して歩けないほどつらくなったときに、周りの人を頼ることが出来なかった。逆に頼ることがその人の負担や迷惑になりそうだと思っていたし、冷静にわたしの状況を理解して手当てしてくれるひとはいないと思っていたから。(だから病院に駆け込んだ。今も通っている。)

「ビオレタ」という物語や登場人物は架空のものだし、あくまでわたしにとっては他人である。
でも他人だからこそ、この「ビオレタ」という物語そのものが、わたしにとっての「棺桶」になってくれたような気がする。



物語の最後の方に、フェリーで主人公が波に酔っているシーンがあるけれど、
一読者としては、それまでのシーンが荒波だったので、そこからはなんだか穏やかな波のようだった。余韻のような、穏やかで優しい波。心地よい読後感。よい物語でした。


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以下は純粋な本の感想ではなく余談なのですが、


元々作者の寺地はるなさんのファンだったのもあり、
文章の随所に寺地さんのテイストが見られて「ああ、寺地さんだなあ」と思えて楽しく、嬉しかったです。
寺地さんのブログを読んでいて「面白い言葉を集めるのが好きなひとなんだなあ」と思っていたのですが、
それが「音がかわいい言葉を挙げていく」という千歳さんの遊びになっていたり、
主人公が時々モギャンみたいな面白い擬音を発していたりとか。
あとブログの方で楽しい文体に混じって書かれている出産、育児、子供に対する姿勢、親としての姿勢などが
ブログとは違った形で、でもやっぱりどっちも素敵な形で描かれていて、やっぱり寺地さん好きだなあと改めて思いました。なんだか告白みたいで恥ずかしい。モギャン!



作品の評価は基本的に作者自身のことを抜きにして作品単体でなされるべきかな、と思っているので、あくまで余談です。
元々寺地さんのファンじゃなくてももちろん楽しめる素敵な物語です。おすすめ。

特に病気がちなひとは、ぜひ。