オトナのきのこ、オトナのポッキー、オトナのチョコボール
今週のお題「おとな」と聞いて、
ついにわたしもオトナになるときが来たか…!と悟ったので
前から気になってはいたけれど手を出せなかったアレを
勇気を出して買ってきた。
「大人のきのこの山」
「ポッキー大人のミルク」
「大人に贅沢チョコボール濃い苺」
「キットカット オトナの甘さ 抹茶味」…
前から気になっていた最近やけに多い「大人」菓子たち。
子供と一体何が違うんだろう…。
そう思ったので、普通のものと食べ比べることにした。
※わたしはグルメのグの字もわからないので
うちのグルメ猫こと同居人のあいるさんにも食べていただきました。
※写真と詳細なレビューはありません。感想のみです。
代わりにブランドサイトを載せてますので詳しく知りたい方はどうぞ。
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1.「きのこの山」VS「大人のきのこの山」
ブランドサイト:
http://www.meiji.co.jp/sweets/chocolate/kinotake/otona/
大人の方が見た目高級っぽい。村から出て都会にきた感じ。
あいるさん(以下あいる)「なぜきのこにした」
わたし(以下キウイ)「え、いや、ノリで…どっちかが特別好きでもないし…」
あいる「なぜたけのこにしなかったと聞いている」
キウイ「あ、たけのこ派の方ですねすみません」
あいるさんはたけのこの里派だけど、どうにか説得して食べてもらう。
まず普通の方。
キウイ「いつものだ」
あいる「うん(プレッツェルを折って別々に食べる)」
大人の方。
キウイ「おおー。色が濃い」
あいる「ていうかサイズ違わない?」
比べてみると、大人の方がチョコの傘の部分が多く、プレッツェルの色が濃い。
あいる「別の品種じゃんこれ」
キウイ「新種のキノコだ!」
食べてみる。
キウイ「味も濃い!おいしいー!」
あいる「普通のよりはいいけどたけのこ以外は認めない」
結論:大人の方が色と味が濃くておいしい。
2.「ポッキーVSポッキー大人のミルク」
ブランドサイト:
http://www.pocky.jp/products/otona/
次は、最初見た瞬間から「すごいネーミングだな…」と思っていた
ポッキー大人のミルク味。
「えーポッキー?」というあまりポッキーも食べない様子のあいるさんにも
試食していただく。
普通の方。
あいる「おー、いつもの?」
キウイ「ふつうだ」
大人の方。
あいる「ちょっと短い!ニセモノだ!よく見ると色も薄いし!」
キウイ「まあミルクだからな…」
大人のミルクの方が普通のより少し短く、ミルクチョココーティングなので
色が薄い。
プレッツェルの断面もかなり違っていて、大人の方は層になっている。
食べてみる。
あいる「固っ!」
キウイ「すごい!パイ生地すごい!」
層になっているだけあって、普通のものより固い。
普通のポッキーと同じだと思って食べるとちょっとびっくりする。
でもサクサクしててこれがすごくおいしい。ミルクチョコとも合ってる。
あいる「うーん、これはこれでいいけど、好みわかれるかもにゃー」
キウイ「わたしは好き!ネーミングひどいとか言ってごめん舐めてたわ…」
結論:大人の方が層がある。好きな人はすごく好きな味。
3.「チョコボールいちごVS大人に贅沢チョコボール濃い苺」
ブランドサイト:
http://www.morinaga.co.jp/kyorochan/otona
続いて、チョコボール。
そろそろ普通の味に飽きてきたので苺をチョイスしましたが
ピーナッツやキャラメルも大人があります。
こっちもパッケージからしてセレブになっています。
あいる「大人の方の箱、クチバシがあるのに顔がない…」
キウイ「ほんとだ。ていうかでかいな大人」
とりあえず普通の方から。
あいる「うまい。やっぱこれだよねー」
キウイ「(あ、チョコボールは普通に好きなんだ)」
続いて大人の方。
あいる「!!」
キウイ「どうした」
あいる「これ…チョコボールじゃない!ベリーボールだよ!」
キウイ「ベリーボール」
あいる「ぜんっぜん違う!もう別物!
いちご牛乳と3種のベリーミックスぐらい別物!」
あいるさんが謎の発言をしだしたのでとりあえず食べる。
キウイ「……ベリーボールだ……」
苺が濃い。すごく濃厚で美味しい。
チョコボールという概念を超えてる。
ちょっと高級な苺のお菓子、という感じ。
名付けるとしたらベリーボール、というのも納得である。
結論:大人は濃くてもはや別物。
4.「キットカットVSキットカットオトナの甘さ 抹茶味」
ブランドサイト:
http://nestle.jp/brand/kit/otoama2014/
最後はキットカット。そろそろチョコ食べ過ぎてつらくなってきたので
あっさりしてそうな抹茶で攻めてみる。
(オトナの甘さはシリーズは普通のと抹茶と苺の三種類あります)
まずは普通の方。
あいる「これこれ。キットカットはこれだよねー」
キウイ「うんうん。ふつうだ(キットカットも好きなんだなあいるさん)」
続いて、大人の方。
見た目は抹茶色をしている以外は違いがない。
キウイ「どうですか、あいるさん」
あいる「おいしい(もぐもぐ)(無言で2つ目に手を出す)」
キウイ「ちょっとあいるさん」
あいる「やっぱ抹茶はいいよね~(もぐもぐ)」
キウイ「そ、そうだよね、甘さ控えめというか、上品な感じでおいしいよね!
けっこう飽きてきてたしねチョコ!」
あいる「さっきの苺が甘すぎてけっこうやばかったからこのチョイスはGJ」
キウイ「ありがとうございます!」
あいる「うむ(もぐもぐ)」
えーっと、食べ続けてしまうほどおいしいってことだよね、うん。
結論:大人は上品な甘さで飽きない美味しさ。
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全体的な感想としては、思った以上に違った。
値段も倍くらいするものが多いだけあって、パッケージや素材に凝ってて
元のものとは違った味わいがあった。
「おとな」というお題を見てから、「おとな」ってなんだろう、
って色々考えたけどはっきり言い切れる答えが出なくて、
だから代わりにお菓子を食べていたけれど
案外答えはここにあるのかもしれない。
「おとな」は、
「こども」より味わい深くて
「こども」より層が厚くて
「こども」とは別物の濃さがあって
「こども」ほど甘すぎない、だからこそ飽きない。
一見高級感があったりだとか値段が高かったりだとか
とっつきにくい部分もあるけど
蓋を開ければ見た目以上にいっぱい色々味わえる。
……そんな「おとな」であることが、わたしはけっこう楽しいです。
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追記:ピックアップしてもらいました!ありがとうございます!!
言葉の選び方や味覚のひとつひとつに、大人の階段がひそんでいます ―― 前回のお題「おとな」ふりかえり - 週刊はてなブログ