Qの箱庭

ショートストーリー仕立ての毎日

捜索隊の定期活動報告=(「短歌の目」第4回)

こんにちはこんばんはきゅーいんがむです。

お題自体はけっこう早めに見て詠んでみるのに、詠んだあとになってちょっと時間置いてもっかいかんがえてみようかな、もっとちがう良い歌浮かぶかな、なんてやっているうちにいつも締切ギリギリになってしまいますすみません。主催のid:macchauno様には頭が上がりませんいつもありがとうございますお疲れ様です。

tankanome.hateblo.jp

 

そんなわけで、第0回からはじめて早5回目、お題に沿って短歌を詠む

題詠短歌の会「短歌の目」、今回も参加いたします。

いつも引用スターや感想ありがとうございます、今回ももしお気に入りが見つかれば引用スターいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。

 

 

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1.青

瑠璃色の愛は群像 碧眼の麗し君は何色の青*1


2.梅

「仰梅の候、パチンコ屋で初デェト」まるでCR梅物語


3.傘

あなたがいない日ばっかり雨だから こっそり使う黒の置き傘


4.曲がり角 

曲がり角 その先にまた 曲がり角 その先左折 王子様どこ


5.しそ

梅しそわさびおにぎりってあるけれど 食べれるの米部分しかない


6.紫陽花

腫れた目を化粧で隠すくらいなら 雨の似合う紫陽花になりたい


7.つばめ

「スワロー」と祖父が英語でつばめ呼ぶ 「スワ郎」どうやら名前のようだ


8.袖

もっと欲しい 求めまさぐる袖の下 愛を被った欲望の獣

9. 筍

チョコバナナ塗られていたのも過去のこと ついに焼かれる筍の里*2


10.たらちねの【枕詞】

たらちねの母還暦とその母の米寿祝いに回転寿司へ

 

 

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いま、わたしにとって

短歌を詠むということはひとつのシーンを言葉で切り取る創作活動で、

それと同時に、切り取りたいひとつのシーンを探す捜索活動でもある。

だから短歌のことを考えると、無駄だと思う時も損だと思うときもあんまりなくて、

暑くてだるい日もネタになるし、傘を忘れたどしゃ降りの日もネタになる。

 

今週のお題「雨の日が楽しくなる方法」。

わたしのおすすめは、だるさも憂鬱さもぜんぶまとめて、短歌に詠んでみることです。

 

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