Qの箱庭

ショートストーリー仕立ての毎日

57577の鍵握りしめ想像力の扉を開く( #短歌の目 参加してみました)


今月のお題 - はてな題詠「短歌の目」

 

夜更けにこんばんは、きゅーいんがむ(id:Qingum)です。

前々から気になっていた短歌といふものを10首、

お題に沿って詠み合うイベントを発見したのでこの機会に参加してみます。

id:macchauno 様、素敵なイベントをありがとうございますm(_ _)m)

 

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(以下本文。もし気に入ったものがあれば引用スターとかつけていただくと

めちゃくちゃ尻尾振って喜びます)

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1.白

何もかも白紙に戻してしまいたい 願う私の頬に白雪


2.チョコ

チョコレート売場に群がる人々を パイナップルを持って追い越す


3.雪

除雪車のウォンウォンと鳴る騒音に また目を覚ます今年の冬も


4.あなた

老後まで手繋ぐ夫婦でいたいので 今日から「あなた」と呼ばせてください


5.板

正直と嘘つき村の中間で どっちつかずの僕板挟み


6.瓜

西瓜棒(すいかばー)食べる季節を経る毎に いつかあたしも西瓜婆(すいかばばあ)よ


7.外

家の外この町の外海の外 この星の外その更に外


8.夜

ブランコに揺られる影が伸び切って 闇にとけたら夜のはじまり


9.おでん

「こんにゃくと大根がんも二つずつ カップは大で」おでんを頼む


10.卒業

アルバムの初恋の人の横顔を 追うのが卒業出来ずにいます

 

 

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(以下、やってみた感想など)

 

10日で10個(わたしがこのイベントの存在を知ったのは13日頃だったので実質7日ぐらい)、簡単なようで意外に大変だった。

短い期間で連続して考えようとするとどうしても似たような言葉ばかり浮かんでしまうし

最初6個ぐらいするする出てきて急に詰まったりする。

最後の1題(どれかは読者様の想像におまかせします)が最後まで出てこなくて

この記事本文を書いている途中にようやく出てきました。出てきてよかった。

 

 

キーワードひとつで字数制限付きで言葉を練るのって面白い。

普段の自分から出てこない言葉がするする脳から引きずり出されてくる感じ。

しりとりにも似ているけれど、でももっとずっと感情的な何か。ふしぎ。

あと、どうすればこの言葉を使えるかな、豊かに何かを伝えられるかな、って

考えるの、想像力が鍛えられてよい。

わたしは想像力があまり豊かじゃなくて、先の予測が特にへたくそで

スケジューリングを失敗する傾向があるのでこの機会に色々想像できるようになりたいなー。

 

 

制限があるから想像ができる。

57577、ひみつのあんごう。

それはまだ知らぬどこかへと続くパスポートなのかもしれない。

「つづきから」

わたしには、あるひとつの特技がある。
特に多くの人が得するわけでもない、ほんのささいな特技がある。

 

 

小学校の時から付き合いのある友人がいて、
彼女は今地元で接客業をやってて
シフト制勤務で毎日忙しそうにしている。

 

お互いマメな性格でもないし
趣味がそこまで合うわけでもないので
あまり連絡を取り合わない。
彼女が札幌に来れば一緒に遊ぶ。
わたしが地元に帰れば一緒に遊ぶ。
たまにプレゼントを贈り合う。
そういう不思議な距離間の関係だ。


わたしは時々、彼女と連絡をとりたくなって電話をする。
メールより電話の方が早い、という関係でもある彼女は、
わたしが電話をすると必ず出る。
平日とか土日とか昼とか夜とか、かける時間帯も定まってないのにほぼ確実に出る。

 

どうやらわたしには、彼女の休日を当てて電話をかけるという特技がある。らしい。

 

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カラオケボックスに行く。
ここの閉店時間をわたしは知らないが、開店時間は知っている。
11時。その時間にわたしたちは店の前で待ち合わせをする。
合流して、入り口のドアが開いたら入店する。学生証を見せる。
2,3人しかいないのにご利用時間は6時間で、と言う。
1曲ずつとか2曲ずつとか、そんな軽いルールを決めたら
あとはひたすら歌っている。歌は尽きない。

 

それがずっと、わたしにとってのカラオケボックスだった。
娯楽の少ないその町において他に時間をつぶせる場所は少なく、たった一軒のカラオケボックスは昼過ぎには満員になってしまうからだ。

 

だから、週1で2時間だけヒトカラする生活なんて、
10年前のわたしには想像することもできなかった。


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「んで、どっか行きたいとこあんの?」
「んー。ない」
「だろうな」

「んー・・・そうだ、ひさしぶりに11時からカラオケ行くか」
「ああ、開店待ちな」
「そこから6時間」
「二人だけど余裕だな」
「懐かしい(笑) よーし、行くかー」


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わたしには、あるひとつの特技がある。

 

彼女の年に一度あるかないかの土曜日の休みが
ちょうどわたしの帰省するタイミングと重なる、という
わたしと彼女だけが得をするような、ほんのささいな特技がある。

 

 

・・・そんなわけで。
10年前のセーブデータの続きをプレイしに
明日、地元に帰省します。


今週のお題「10年」(ギリギリ間に合った)

それぞれのやさしさ

弟が熱を出した。

 
 
といっても、わたしに弟はいないし、実の弟の話ではない。
職場に偶然苗字が同じ年下のアルバイトの男の子がいて、
それを周囲にからかわれているうちに
ノリが良い彼は何を思ったのかわたしを「あねさん」と呼び、
ノリが良いときのわたしが「おとうと」と呼ぶ、そういう間柄の弟だ。
 
 
その弟が、39度の熱が出たけど病院でインフルエンザじゃないと言われたし、薬をのんで熱も下がったから、と言いながら
ふらふらしながら出勤してきた。
 
熱は下がったとは言ってるけど
どうみても無事ではない状態で、
でも本人は仕事しますって言ってて。
 
 
そのとき同じ時間にシフトを終えた男の先輩二人とわたしが休憩室で彼と出会ったのだけれど、
先輩の一人は真っ先に危ないからと彼を止め、
もう一人の先輩は上司に報告する。
 
上司は本人の意思を確認した後、
子供じゃないんだから自分で判断しろ、お前がいけるというなら俺はお前に仕事を任せるぞ、と彼に告げる。
 
彼を止めていた先輩はやめた方がいいんじゃない、人が足りないっていうのが理由なら俺代わりに出るからさ、その方が稼げるし、ともう一度止め、
でも彼は大丈夫、と身振りだけで示し仕事に向かっていった。
もう一人の先輩は仕方ないな、って顔をしていた。
 
わたしは少し遠くからそれを見守りながら、
がんばれ、とだけ、思っていた。
 
 
 
 
 
彼を止めるのも優しさだし、
彼の代わりに上司に報告するのも優しさだし、
危ないってわかっていてもあえて信頼して任せるのも優しさだし、
俺は残る方が稼げていいけど、なんてわざと言うのも優しさだし、
危ないってわかっていても彼の意思を尊重したいから
彼がやるというのなら黙って見守り心の中で応援する、というのも優しさだし

 

 

今この瞬間、この場所は
それぞれのやさしさであふれているなあ、と

そんなことを思った。

 
 
 
 
 
結局無事だったようで、次の日心底ほっとした。

証明

(昨日の出来事。本文中の「今日」はぜんぶ2/5のことです)

 

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税の証明書とやらを取りに、一年ぶりに市役所に行った。

あまりに久しぶりだったので珍しく迷った。

一度行ったし大体の場所はわかるしあとは地下鉄の駅構内の周辺地図でも見ようと思ったのが間違いだった。そもそも一駅まちがってた。

 

しばらく休みがなかったのでどうしても今日取りに行かねばならなくて

家を出たのはいいけど、家を出て歩き出してから全身の倦怠感に気づいて

そういえばしばらく休みがなかったんだなあと思った。

 

かろうじて見つけたいちばん近い出口に向かって駅構内をずるずる歩く。

さっぽろ駅は出口までやたらと長い。

(本当は大通駅で降りるべきだったんだけど、大通駅も出口まで長い)

 

歩きながら、なんで出てきちゃったんだろうな、とか思ってた。

今日じゃなくてもよかったような気もしてきた。

でも仕事ばかりの毎日でプライベートでやりたいことがなにひとつ出来てなくて

そのうえ今日も家にいるだけで過ごしたら精神的に健康になれない気がしたので

出てきたのだけれど、やっぱり重い体を引きずるのも健康にならない気がした。

 

 

どうにか市役所まで着いて、申請してから5分とかからず証明書をもらって、

こんな紙一枚がわたしの何を証明するんだろう、と思いながら外に出た。

大通はちょうど今日から雪まつりで、多くの人で賑わっていたので

少しだけ行列に混じってテレビ塔付近の氷像の見学をした。

周囲から聞こえる言葉は中国語とわずかな英語ばかりで、でも顔を見たら

日本人にも見えて、わたしにとってこの人たちが日本人じゃないと証明するものは言語しかないのだなあと思った。

 

途中で行列を抜けていつも行く店でヒトカラした。

具合が悪くても基本的に週一ぐらいで行く。行かなければ具合が悪くなるのだ。

着いたとき16時半で、18時以降は料金が跳ね上がるので

90分だけのヒトカラ。わたしはそれを90分間だけの音楽とのデートのように思う。

 

いつも歌う曲でも調子によって全然声の乗り方や採点で出る点数は違って

今日は具合の割に良い点数が出たし出したい声が出た。

歌っている間だけは確かに、その曲はその間だけわたしのものであり、

わたしは歌姫であり、わたしは歌うために生まれてきたのだと思う。

実際は勿論そんなことはないのだけれど。

歌っている間だけは、わたしは今歌っているのがわたしだと証明できる。

そんな気がするのだ。

 

 

今日も歌ってきた、このブログの由来のひとつでもあるQという曲には

”掻き鳴らせ証明の歌”というフレーズがあって、

わたしは今まさに証明の歌を歌っているのだ。なんて陶酔していた。

 

 

帰りはいつもどおり少しだけDDRをして自分を確かめて、

わたしにとって、自分の証明は掻き鳴らすことで、

自分の体を動かして、歩く、歌う、ステップを踏む、

そしてブログを書く、この言葉こそがわたしがわたしである証明なんだ。

そんなことを確かめていた。

 

 

言葉も行動も思想も、

日々変わるからこそ、今日の自分を証明していくことが大事なのかもしれない。

わたしのまいにち

音楽を聴いている。軽く歌いながら信号を待つ。

雪が溶けるほどあたたかい日も、落ちるとすっかり寒くなる。

溶けたせいでぼこぼこになった地面は人だけでなく車も捕まる。

信号は変わる。寒さをしのぐためペンギンのような態勢の人々が

地面に足をとられないようにペンギンのような歩き方で歩く。わたしたちはペンギンだ。

 

 

毎年VOCALOID10選というものをやっていて、

わたしも昨年末ひっそりと選んだ。どこにも公開していないけれどプレイリストの中に入っている。それを聴いている。

昨年投稿された中でお気に入りのVOCALOID曲10曲をランダム再生で流す。

どれも聴くだけでいちばんリピートしていた頃の思い出がついてくる。

音楽に思い出はつきまとってくる。良くも悪くも。

 

 

今年はいろんなイベントに出かけようと決めていて、

イベントの定義は個人的にイベントだと思えばなんでもイベントなので、

元旦に円山動物園に出かけたことなどもイベントだ。

とりあえずどこかに出かけて記録していく、というのをひとつの目標にしている。

 

 

今月は元旦に円山動物園に行き、

仕事が忙しくなって職場に12時間滞在する日があり、

上手くいかなくて凹んだり上司に優しいお説教されて泣いたり

少しずつ状況を改善しようと頑張っていたり

短期バイトの面接に行って落ちたり某イベントの見学に行ったり

相変わらずヒトカラ行ったりお気に入りの10曲を口ずさみながらコンビニ弁当買いに行ったりしている。

 

 

ぜんぶ一人で抱え込むな、と言われた。

ぜんぶを一人でやるのは無理だから、と。

そんなことはずっと前からわかっていたけどずっと前からどうしようもなかった。

だから生活も仕事もあんまりうまくいってなかった。

けど、やっとちょっとだけ誰かを頼れるようになってきた気がする。

 

 

友人と先輩の誕生日プレゼントを買うときはあんなにわくわくしていたのに

好きだった人の結婚式が近づいて来ると何を贈っていいのかわからないし

結局その人の好みも知らなかったんだな、と思うし

その人に恋人がいたことも知らなかった頃のきらきらした音楽は

暗い寒空の中頭に響くしそれでもやっぱり好きな曲で、困る。

 

 

なんでも一人で抱え込むな、っていうけど

こういう気持ちはどうしようもないしキーを叩いても指は冷たくなるばかり。

 

 

今日もさむいな。

 

なんて、今週のお題「さむい」に便乗してみる。日記。

 

 

 

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追記。と見せかけた蛇足。

 

出口の見えるトンネル

渋滞で混むのが嫌だから、と

地元から札幌まで車で出かける時

我が家は必ず早朝に家を出た。

4時とか、5時とか。


札幌まではおよそ5時間。

その間当然眠いし、起きていると車酔いもするので

わたしは車が発進してから1時間も待たずに眠ってしまう。


目が覚めると何処かの峠にいるようだ。坂道が続いている。

途中にトンネルがある。

トンネルの中は薄暗いオレンジの照明が一定の間隔であって、傾斜も一定にあって、ラジオの音がぶつぶつ途切れる。

どこかそこだけ異空間な感覚がした。



出口があるのはわかっているのに、

何度も通ってきたはずの場所なのに

他に車はいない早朝、たった一台の車はこのままこのトンネルに飲み込まれてしまった。

あるいは、

既に別のどこかの世界に紛れ込んでしまった。


そんなふうな想像をすることがあった。

さほど長くないトンネルは、想像の途中ですぐに出口に着いてしまうのだけれど。





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一ヶ月に一度、何かあったわけでもないのに

大体一週間くらい調子が悪くなる期間がある。


10日を過ぎた頃からひっそりと現れ、

20日を過ぎる頃になんとなく消える。



そのトンネルの中にいる間だけは

わたしの世界は異空間で、

すぐに自信をなくしたり自暴自棄になったり人の言葉を無駄に深読みしたりする。

本当は違うってわかっているのに

そんな自分を信じられなくなる。



出口があるのはわかっていても、

その中にいる間だけは逃れられない


そんな出口の見えるトンネルの、

出口がようやく見えたところ。




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トンネルを抜ければ、札幌の街がうっすらと見えてくる。

それまでとは、地域が変わり、景色が変わり、纏う空気が変わる。

 

目的地は近い。

オトナのきのこ、オトナのポッキー、オトナのチョコボール

 今週のお題「おとな」と聞いて、

ついにわたしもオトナになるときが来たか…!と悟ったので

前から気になってはいたけれど手を出せなかったアレを

勇気を出して買ってきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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大人のきのこの山

「ポッキー大人のミルク」

「大人に贅沢チョコボール濃い苺」

キットカット オトナの甘さ 抹茶味」…

 

前から気になっていた最近やけに多い「大人」菓子たち。

子供と一体何が違うんだろう…。

 

そう思ったので、普通のものと食べ比べることにした。

 

 

 

※わたしはグルメのグの字もわからないので

 うちのグルメ猫こと同居人のあいるさんにも食べていただきました。

 

※写真と詳細なレビューはありません。感想のみです。

 代わりにブランドサイトを載せてますので詳しく知りたい方はどうぞ。

 

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1.「きのこの山」VS「大人のきのこの山

 

ブランドサイト:

http://www.meiji.co.jp/sweets/chocolate/kinotake/otona/

 

大人の方が見た目高級っぽい。村から出て都会にきた感じ。

 

あいるさん(以下あいる)「なぜきのこにした」

わたし(以下キウイ)「え、いや、ノリで…どっちかが特別好きでもないし…」

 

あいる「なぜたけのこにしなかったと聞いている」

キウイ「あ、たけのこ派の方ですねすみません」

 

あいるさんはたけのこの里派だけど、どうにか説得して食べてもらう。

 

まず普通の方。

キウイ「いつものだ」

あいる「うん(プレッツェルを折って別々に食べる)」

 

大人の方。

キウイ「おおー。色が濃い」

あいる「ていうかサイズ違わない?」

 

比べてみると、大人の方がチョコの傘の部分が多く、プレッツェルの色が濃い。

 

あいる「別の品種じゃんこれ」

キウイ「新種のキノコだ!」

 

食べてみる。

キウイ「味も濃い!おいしいー!」

あいる「普通のよりはいいけどたけのこ以外は認めない」

 

結論:大人の方が色と味が濃くておいしい。

 

2.「ポッキーVSポッキー大人のミルク」

 

 ブランドサイト:

http://www.pocky.jp/products/otona/

 

 次は、最初見た瞬間から「すごいネーミングだな…」と思っていた

ポッキー大人のミルク味。

 

「えーポッキー?」というあまりポッキーも食べない様子のあいるさんにも

試食していただく。

 

普通の方。

あいる「おー、いつもの?」

キウイ「ふつうだ」

 

大人の方。

あいる「ちょっと短い!ニセモノだ!よく見ると色も薄いし!」

キウイ「まあミルクだからな…」

 

大人のミルクの方が普通のより少し短く、ミルクチョココーティングなので

色が薄い。

プレッツェルの断面もかなり違っていて、大人の方は層になっている。

 

食べてみる。

あいる「固っ!」

キウイ「すごい!パイ生地すごい!」

 

層になっているだけあって、普通のものより固い。

普通のポッキーと同じだと思って食べるとちょっとびっくりする。

でもサクサクしててこれがすごくおいしい。ミルクチョコとも合ってる。

 

あいる「うーん、これはこれでいいけど、好みわかれるかもにゃー」

キウイ「わたしは好き!ネーミングひどいとか言ってごめん舐めてたわ…」

 

結論:大人の方が層がある。好きな人はすごく好きな味。

 

 

3.「チョコボールいちごVS大人に贅沢チョコボール濃い苺」

 

ブランドサイト:

http://www.morinaga.co.jp/kyorochan/otona

 

続いて、チョコボール

そろそろ普通の味に飽きてきたので苺をチョイスしましたが

ピーナッツやキャラメルも大人があります。

こっちもパッケージからしてセレブになっています。

 

あいる「大人の方の箱、クチバシがあるのに顔がない…」

キウイ「ほんとだ。ていうかでかいな大人」

 

とりあえず普通の方から。

あいる「うまい。やっぱこれだよねー」

キウイ「(あ、チョコボールは普通に好きなんだ)」

 

続いて大人の方。

あいる「!!」

キウイ「どうした」

あいる「これ…チョコボールじゃない!ベリーボールだよ!」

キウイ「ベリーボール」

あいる「ぜんっぜん違う!もう別物!

    いちご牛乳と3種のベリーミックスぐらい別物!」

 

あいるさんが謎の発言をしだしたのでとりあえず食べる。

 

キウイ「……ベリーボールだ……」

 

苺が濃い。すごく濃厚で美味しい。

チョコボールという概念を超えてる。

ちょっと高級な苺のお菓子、という感じ。

名付けるとしたらベリーボール、というのも納得である。

 

結論:大人は濃くてもはや別物。

 

4.「キットカットVSキットカットオトナの甘さ 抹茶味」

 

ブランドサイト:

http://nestle.jp/brand/kit/otoama2014/

 

最後はキットカット。そろそろチョコ食べ過ぎてつらくなってきたので

あっさりしてそうな抹茶で攻めてみる。

(オトナの甘さはシリーズは普通のと抹茶と苺の三種類あります)

 

まずは普通の方。

あいる「これこれ。キットカットはこれだよねー」

キウイ「うんうん。ふつうだ(キットカットも好きなんだなあいるさん)」

 

続いて、大人の方。

見た目は抹茶色をしている以外は違いがない。

 

キウイ「どうですか、あいるさん」

あいる「おいしい(もぐもぐ)(無言で2つ目に手を出す)」

キウイ「ちょっとあいるさん」

あいる「やっぱ抹茶はいいよね~(もぐもぐ)」

キウイ「そ、そうだよね、甘さ控えめというか、上品な感じでおいしいよね!

    けっこう飽きてきてたしねチョコ!」

あいる「さっきの苺が甘すぎてけっこうやばかったからこのチョイスはGJ」

キウイ「ありがとうございます!」

あいる「うむ(もぐもぐ)」

 

えーっと、食べ続けてしまうほどおいしいってことだよね、うん。

 

結論:大人は上品な甘さで飽きない美味しさ。

 

 

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全体的な感想としては、思った以上に違った。

値段も倍くらいするものが多いだけあって、パッケージや素材に凝ってて

元のものとは違った味わいがあった。

 

 

「おとな」というお題を見てから、「おとな」ってなんだろう、

って色々考えたけどはっきり言い切れる答えが出なくて、

だから代わりにお菓子を食べていたけれど

案外答えはここにあるのかもしれない。

 

 

「おとな」は、

「こども」より味わい深くて

「こども」より層が厚くて

「こども」とは別物の濃さがあって

「こども」ほど甘すぎない、だからこそ飽きない。

 

一見高級感があったりだとか値段が高かったりだとか

とっつきにくい部分もあるけど

蓋を開ければ見た目以上にいっぱい色々味わえる。

 

 

……そんな「おとな」であることが、わたしはけっこう楽しいです。

 

 

 

 

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追記:ピックアップしてもらいました!ありがとうございます!!


言葉の選び方や味覚のひとつひとつに、大人の階段がひそんでいます ―― 前回のお題「おとな」ふりかえり - 週刊はてなブログ