きっとそのために言葉を書くんだ
朝食後に飲む薬が6種類に増えた。痛みが酷ければ7種類。
ざーっと勢いで飲み干して、ぼーっとする。
具合悪いって書きすぎるとどうしてもかまってちゃんになってしまう気がして
他のSNSには具合悪いってことあんまり書かない。
けどブログはやっぱり個人的にパーソナルスペース感が強いのがあって、
どうしても弱音も本音も書いてしまう。
4月24日が誕生日で、リアルの知り合いには何人か祝ってもらったりしたのだけれど、
その日も既に具合はギリギリで、26日は仕事早退して、27日はなんかつらくて自分の中の勇気を振り絞って仕事を休み病院に行った。
具合が悪いことよりも仕事を休む方に勇気が必要なタイプなのでがんばった方だと思う。
病院に行くのもあまりにつらくてふらふらしながら言ったらお医者さんにつらかっただろうね、かわいそうだったね、って言ってもらえて、
なんかそこではじめて誰かに自分の状況をわかってもらえた気がしてちょっぴり泣いた。
元々IBS(過敏性腸症候群)っぽいなあと思っていたけどもっと別の大きい病気でも困るし、検査入院することになった。
入院中について、詳しくは
このへんに書きました。203号室という部屋番号でおばあちゃんに囲まれながらネガティブしてたとこらへんはノンフィクションになります。検査で悪性腫瘍見つかるとかは思ってなかったけど。あと別に母親とは仲良いしファーストフードでは働いてないです。
でも元子ちゃんがんばれって感想は素直に自分のこと励ましてもらえたみたいに受け取ってまた泣きそうになりました。ありがとうございます。
退院してからいろんな人におめでとうって言ってもらえたけど、
結局検査に異常がなかっただけで腹痛については改善されておらず、
処方された薬も長期的に服用しないと効いてこないらしく、
今は大体朝昼晩の一日三回毎日腹痛がくるので、薬をのんで対処する。
対処はできるようになった。最近は固形物も食べられるようになった。
よくなってきている。はずなのに、まだまだ普通だった生活には戻れない。
そう思うとどうしても不安が拭えなくなる。
でも今日、用事のついでにふらりと寄った本屋でふらりと読んだ星座占いの本に
牡牛座のあなたが将来に不安を抱くのは、人と自分の進み具合を比較して「自分が出遅れている」と感じた時ではないでしょうか。しかし「速さ」は物事の1つの側面でしかありません。そこではかれないものがたくさんあるのです。
って書いてあって、
それが当たっているとかそういうことより、気にすんなよ大丈夫だよ、って
言ってくれたことが嬉しくてつい買って帰ってきてしまった。
これ。(貼っただけで、アフィリエイトじゃないです)
「おめでとう」とか「つらかったよね」とか「無理すんな」とか「大丈夫」とか、
きっと具合悪くなかったらこんなに響かない。
自分の誕生日、実はあんまり興味がなくて、その日だけの「おめでとう」とかって
意味あるのかな、なんて思っていたんだけど
きっと他の誰かも、具合が悪い時があって、死について考える瞬間があって、
誕生日が嬉しい瞬間があって、ただのおめでとうが特別なおめでとうに聞こえる瞬間があって、
きっとそのために言葉があるんだ。
ありふれていても、当たり前のようでも、きっと伝わってほしい誰かに伝えるために
みんなおめでとうって言うんだ。わたしに伝えてくれるんだ。
元気な時だと思えることが、元気じゃないと思えなくなったりするから。
ありふれたただの日記が、もしかしたら誰かの心に響くかもしれないから。
だからわたしも、できればもうちょっとたくさん、書いていけたらいいな、と思う。
広大ないんたーねっとの片隅で。今この瞬間のわたしが思う言葉を。